インプラントメーカーのM&A史
Straumann・Dentsply・Novelの系譜
2026/06/30 約13分
歯科インプラント業界は、1965年の Per-Ingvar Brånemark による世界初のチタンインプラント埋入から60年の歴史を持つ。本稿は院長・勤務医向けに、インプラント業界の誕生から現代までの主要な M&A・業界再編を時系列で整理する。1980年代の業界形成期、1990〜2000年代の競合各社の台頭、2010年代の Dentsply による Astra Tech 買収・Nobel Biocare の Danaher 傘下入り・Envista 分社などの M&A 連鎖、2020年代の ZimVie 独立・Straumann の Neodent 等買収による Tier-2 ブランド戦略まで、業界地図の変動が現代のメーカー選定にも影響している。本記事は2026年6月時点の業界公表情報に基づく中立記事で、case-media と各メーカーとの間に金銭的関係はない。
歯科インプラント業界の起点は、スウェーデンの Per-Ingvar Brånemark 教授による1965年の世界初のチタンデンタルインプラント埋入である。
ブローネマルクは1950年代にチタンと骨の結合現象を発見し(後に「osseointegration」と命名)、これを基にチタン製インプラントの臨床応用を開始した。Nobel Biocare 公式情報によれば、ブローネマルクが1965年に世界初のチタンデンタルインプラントを患者に埋入し、これが現代のインプラント治療の起点となった。
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