口唇閉鎖不全と歯列不正を併せて診る
お口ポカンが与える影響
2026/06/29 約10分
口唇閉鎖不全は歯列不正(上顎前突・開咬・叢生)と相互に関連し、機能と形態の悪循環を形成することが多い。本稿は勤務医向けに、口唇閉鎖不全と歯列不正の関係性、機能改善(MFT)と矯正治療(機能的矯正装置・本格矯正)の順序判断、プレオルソ等の機能的マウスピース矯正装置との位置づけを整理する。日本小児歯科学会の公式提言では、口腔機能発達不全症の治療は「歯並びの改善を目的としたものではない」が「口腔機能が健全化することで歯並びの改善がみられる場合がある」と整理されており、機能改善と矯正治療の関係は段階的・補完的に位置づけられる。本記事は2026年6月時点の業界情報に基づく中立的整理で、case-media と特定メーカー・治療法との間に金銭的関係はない。
口唇閉鎖不全と歯列不正は相互に関連し、機能と形態の悪循環を形成する。
口唇閉鎖が不全のまま長期化すると、口唇圧と頬筋圧のバランスが崩れる。口輪筋による唇側からの力が弱くなり、舌や頬の力との拮抗が損なわれた結果、次のような歯列への影響が現れることが多い。
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