臨床

プレオルソの始まり

1期矯正のイチチョイス

2026/06/24 約13分

プレオルソは、矯正専門医である大塚淳先生が開発した機能的マウスピース型矯正装置で、株式会社フォレスト・ワンが販売する小児期向けの矯正法である。本稿は勤務医向けに、プレオルソの開発の歴史・装置構造・機能的矯正の理論的背景・適応と限界・本格矯正との関係を整理する。公式情報によれば、プレオルソは「100年以上前から使用されてきた機能的顎矯正装置」を元に新素材で開発された装置で、ポリウレタンの軟性素材・プリフォーム形状・1日数時間の可撤式装着という設計が特徴とされる。装置のみで歯列のゴールを目指すのではなく、混合歯列期に口腔機能と歯列環境を整える早期介入として位置づけられている。エビデンスは機能的矯正装置全般のレベルにとどまり、装置単独で個別の効果を保証するものではない点に留意したい。

公式情報によれば、プレオルソの開発者は大塚淳先生である。東京歯科大学卒業・大学院修了、医学博士および歯学博士、東京歯科大学非常勤講師、大塚矯正歯科クリニック医院長を務める矯正専門医で、30年近い臨床経験を持つとされている。

大塚先生は自身の公式サイトで、開発に至った経緯を次のように記している。日常臨床で多くの小児不正咬合を、FKO・ビムラー・既製のマウスピース型装置・マルチブラケット装置などを用いて治療してきたが、約10年前から「患者さんに負担が少なく、安定した結果を得ることができる治療方法」の開発に着手したという。試行錯誤を経て確立されたのが現在の「プレオルソ こども歯ならび矯正法」で、一般歯科医や矯正専門医にも導入され、症例報告が積み重ねられているとされる。

この記事の続きをお読みになるには会員登録(無料)が必要です。

続きを読むには会員登録(無料)

  • すべての記事が読み放題
  • 専門家・医院の詳細情報を閲覧
  • 新着記事をメールでお届け